昨今の健康食品をめぐってはいくつかの問題点が挙げられています。具体的な問題例の一つとして、健康食品を摂取することで却って健康被害を受けるなどといったことが挙げられます。これは、あたかも効果があるかのように装う商品や、医薬品等を混入させて健康を害する可能性がある商品が出回ったり、健康食品の摂取者が多量に摂ればそれだけ健康になれると錯覚して大量摂取したり、医薬品等との食べ合わせや飲み合わせに注意が払われていなかったりすることに起因しています。こうしたことは、健康食品を取り扱う確かな人材が消費者との間に介在すればかなり防ぐことができます。

 健康食品に関して確認すべき大切なことには、

1) 本当に効果があるのか
2) 安全性は大丈夫なのか
3) 医薬品との関係はどうなっているのか

 などがあげられます。これらのことに関して、実験的、学問的そして、専門的にきちんと検討をすることが非常に重要です。
 しかし、こうした健康食品に関する問題を的確に捉え、処理できる人材が極めて少ないことは、明瞭であります。多くの健康食品が、いわゆる「病気と検査」に関する希薄な知識のもとに取り扱われているところに、健康食品をめぐる問題の元凶を見ることができます。しかし、以前には、病気、検査、健康食品といった系統的な教育を、実習も含めて行っている教育機関は皆無に近い状態でありました。
 これを受けて平成15年末から、食と健康についての教育を受けた人材養成を目的とする教育整備の検討が、臨床検査技師教育施設協議会を中心になされました。 その結果、そうした教育を受けたことを証明する認定資格「健康食品管理士」の制度について提案がなされました。

 その後、認定制度を具体化する過程で、健康食品に関心の高い臨床検査技師、薬剤師、管理栄養士、医師、獣医師等の養成教育機関の有志と共に協議を行い、平成16年5月に認定協会が発足しました。
 発足後9年目を迎え、この間に食をめぐる環境は大きく変化し、協会の活動領域も食と健康の問題全般に広がっているため平成24年4月1日より一般社団法人日本食品安全協会と名称を変更致しました。

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